「テキスト解析 AI サービス Amazon Comprehend で本を読まずに読書感想文に挑戦してみる」で書けなかったこと

tl;dr

記事書いたけど諸事情で割愛した文章だよ!

書けなかった内容

会社でブログを書く、という初体験をしました。

aws.amazon.com

実はここには、諸事情があって書けなかった内容があって、

現代文の先生に見せてボコボコにしてもらったよ!というお話です。


後日談

せっかくなので、予備校の現代文講師(匿名希望)の方に読んで感想をいただきました! ひとしきりコメントを頂いたのですが、今回のテーマは「読まずに読書感想文を書いてみる」だったので、 ついでに「対談せずに対談っぽく」を書いてみました。

私「本日はありがとうございます。」

講師「いやー、面白いね。」

私「ありがとうございます。」

講師「まず、読まずに読書感想文って発想がいいよね。怠け者の発想。」

私「…」

講師「ただね、…いや、まずは褒めよう」

私「…」

講師「まずエンティティを抽出することで3人の主要人物を絞り込んだ点は評価できる」

私「(おお…!)」

講師「ただし、要約は本文のあらすじを完結にまとめたもの、読書感想文は読み手の読後感をまとめて表明したもの、と仮に区別するならば…」

私「(うっ…)」

講師「前者の要約の要素がかなり強い。一応感想らしくものは書かれているが、刹那的でかつ『破片』的、『印象』のレベルを超えていない」

私「(確かに十分にイメージできるとか、当たり障りのないことしか言ってない…)」

講師「さらに言うならば、小説はエンティティが一度出たら、以後人称代名詞や別称で話を展開し、そこに新情報を加えていく。」

私「(あ、代名詞とかは完全に無視していた…)」

講師「つまり、「メロス」や「セリヌンティウス」「王」についても作品内容に大きくかかわることは指示代名詞や具体的名称の2度目、3度目・・・のあとに重要のことが加えられる。この読書感想文にはそこが考慮されて いなく、この点が感想が表面的になってしまうことの一因とも考えられる。」

私「おっしゃるとおりですね…。」

講師「感想文の重要構成要素である①読み手の作品への関心や主題把握がどのようなものか、②作品のどの部分を重要視して感想を述べているかが今後の課題になるだろう。」

私「ありがとうございます。」

たしかに読書感想文においては固有名詞は何度も出現せず、代名詞で以後展開することも多いですね。読書感想文を書くときはこれらも考慮するとよさそうです。

とはいえ、 Amazon Comprehend を用いてストーリーの主要部分の理解、主人公の抽出が出来たことは間違いないようです。

みなさまも読書感想文を書く時は上記に留意して書きましょう!

講師の方、本当にありがとうございました!


もろもろさておき、読書感想文はちゃんと読書して書きましょうね。

読書感想文がスラスラ書ける本 小学1・2年生

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